陽の亀積は、甲羅には斑点のある丸い模様があり、頭には青い笠をかぶった虫です。胃袋に生息し、宿主は「痩せの大食い」になると考えられていました。

基本情報

名前(読み方)陽の亀積(ようのかめしゃく)
別名(読み方)
形状亀型・魚型
虫の居所胃袋(推定)

虫の特徴(外観・習性など)

  • 外観: 甲羅には斑点のある丸い模様
  • 頭には青い笠をかぶっており、薬から身を守る
  • 特徴: 宿主の食べた米をこの虫が食べてしまう
  • そのため宿主は後述する「痩せの大食い」状態となってしまう。

虫の起こると(宿主への影響)

  • 影響:宿主は「痩せの大食い」になる。

虫の抑え方(対処法)

  • 呪術: 野豆(マメ科ダイズ属の種子)(薬効ではなく呪術的作用によるものと考えられていた)

その他

野豆(のまめ)の呪術的な力とは?
昔の人は、野豆を食べるときにサヤ(豆を包む皮)から出すことに意味があると考えていました。サヤを取り外されたことは豆の「記憶」として残り、その力が、姿かたちのよく似た「青い笠(かさ)」に働きかけて外してしまう、とされたのです。青い笠は身を守るものですが、それがなくなることで薬の効果が現れる、と信じられていました。