噛み寸白は白い蛇のような胴体を持ち、節目ごとに口が存在する虫で、肝臓の後ろ側に生息します。宿主を体内から複数同時に噛みつき、腹部に激痛を引き起こすと考えられていました。
基本情報
名前(読み方) | 噛み寸白(かみすばく) |
別名(読み方) | – |
形状 | 蛇型 |
虫の居所 | 肝臓の後ろ側 |
虫の特徴(外観・習性など)
- 外観:白い蛇のような胴体、節目ごとに口が存在する
- 行動:宿主を体内から複数同時に噛みつく
虫の起こると(宿主への影響)
- 影響:腹部の激痛
虫の抑え方(対処法)
- 呪術: ソバ粉に葦毛馬の尾の毛を細かく刻んで混ぜ、上等の酒で練って食べる(薬効ではなく呪術的作用によるものと考えられていた)
その他
昔の人は、切り刻まれた動物の尾の毛には「残留思念(記憶や念のようなもの)」が残っていて、その力が虫の体をバラバラに切り刻むと考えていました。
加えて、この虫は「大悪虫(だいあくちゅう)」、つまり特に恐ろしい虫とされていたのです。