ソリの肝虫は、背が青く腹が白い亀型・魚型の虫で、肝臓に生息するとされていました。宿主の背骨にかぶりつき、背骨がそり返る病気を引き起こすと考えられていました。

基本情報

名前(読み方)ソリの肝虫(そりのかんむし)
別名(読み方)
形状亀型・魚型
虫の居所肝臓

虫の特徴(外観・習性など)

  • 外観:ギョロ目。背は青く、腹は白い。ヒレのような手を持ち、筆のようなしっぽをしている
  • 行動:宿主の背骨にかぶりつくとされる
  • 食性:辛い物を好む

虫の起こると(宿主への影響)

  • 影響:宿主の背骨にかぶりつき、「ソリ」という背骨がそり返る病気全般の原因とされた

虫の抑え方(対処法)

  • 生薬: 木香(キク科モッコウの根)、白朮(キク科オケラの根茎)

その他

この虫は「大悪虫(だいあくちゅう)」と呼ばれ、特に恐ろしい虫だと考えられていました。